FX コロナウイルス

コロナウイルスによる今後のFX(為替)相場市場の動向

更新日:

コロナウィルスの脅威は収まる気配がありません。

世界の感染者数は、340万人を超え死者数は23万人を超えています。

日本でも感染者数は1万5千人を超え、死者数は500人を超えています。

未曾有のダメージを世界に与えているコロナウィルスですが、経済的にも大きなダメージを与えているのことは皆さんご存知でしょう。

 

最近相次いで発表されている、世界各国のGDP成長率は軒並みマイナスになっています。

中国では統計が発表された1992年から初のマイナスになり、
アメリカでは11年ぶりの悪い数字になってしまいました。

 

今後発表される、4月から6月のGDPはさらに悪い数字になることは確実でしょう。

 

為替も大きく乱高下が続き、多くのFXトレーダーは気が休まらない日々を送っていると思います。

 

そこで今回は、過去に起きた経済危機と比較して今後為替がどのように動くかについて予想をしてみます。

過去に起きた世界の経済危機

  • リーマンショック(アメリカ)
  • 欧州債務危機(ギリシャ)
  • ブレグジット(イギリス)
  • 米中貿易摩擦(アメリカ・中国)
  • トルコリラショック(トルコ・アメリカ)

もちろん予想なので当たるかどうかは分かりません。しかし過去の経済危機から多くのことを学べることは事実です。

 

是非、今後のトレードの参考にしていただければ幸いです。

 

コロナショックのときの米ドル円の動き

米ドル円の1月から5月の動きは以下のようになっています。

米ドル円は2月に112円台を付けました。その後、コロナの問題が深刻化し3月9日は、101円台まで円高が進みました。このまま更なる円高になると多くの人は思ったと思います。

 

しかしその後は、持ち直し、3月24日は111円台まで円安になりました。

 

その後は、4月1日に106円台をつけるなど乱高下の強い相場状況になっていることがわかります。5月5日時点での米ドル円は106円台で推移しています。

 

次のポイント

では今後、ドル円がどのように動いていくかを予想するために2008年に起きたリーマンショックの時のドル円の動きをみていきましょう。

 

リーマンショックとは

リーマンショックとは、2008年に起きたアメリカ大手証券会社のリーマンブラザーズが破綻したことで起きた経済危機です。

 

大手証券会社が破産するなんて当時誰も考えていなかったので強烈なインパクトを与えました。

 

リーマンショックが起きたことによって自殺者や失業者は急増してしまいました。

 

多くの方がリーマンショックについては覚えているのではないでしょうか?

 

経済への影響

日経平均株価は12,000円台から一時6,000円台まで下落しました。
ニューヨークダウも11,000ドルから一時6,000ドルまで落ちてしまいました。

 

 

リーマンショックの原因

リーマンショックが起きた原因は様々なものがありますが最大の原因は、サブプライムローンでしょう。

サブプライムローンとは

本来ローンを借りることのできない低所得者向けのローンです。

主に住宅ローンとして取り扱われました。

 

低所得者でも借りることができるローンなので当然貸し倒れのリスクが高くなります。その分高い金利を取ることができることが特徴です。

 

当時アメリカの不動産市場は非常に景気が良かったので、仮にローンの返済が滞っても担保に通っている不動産を売却すれば返済することができたのです。

 

このサブプライムローンですが高い収益性が人気を呼び爆発的に売れました。多くの銀行でサブプライムローンの取り扱いが行われたのです。

 

そしてサブプライムローンに最も積極的なのがリーマンブラザーズでした。

 

リーマンブラザーズは格付けの高い債券にサブプライムローンを混ぜた金融商品を全世界に販売をしました。

 

このサブプライムローンの金融商品は、リーマンブラザーズの利益は大きく貢献したのです。

 

しかしアメリカの不動産市場に陰りが見えると不動産を売却してもお金を回収できない事態が発生するようになりました。

 

さらにこのサブプライムローンは貸出当初の金利は低いですが、一定期間経つと金利が急上昇するため返済できない人が続出してしまったのです。

 

その結果

サブプライムローンがらみの商品を大量に販売していたリーマンブラザーズは破綻に追い込まれてしまったのです。

リーマンショックの時の米ドル円の動き

リーマンショックの時の米ドル円の動きは以下のようになっています。

リーマンショックの時は、急激に円高に進みました。リーマンショックが起きた2008年には1ドル87円台を付けていることがわかります。

2007年には120円台を付けていたことを考えると大変な下落幅であったことが分かりますね。

なぜコロナショックとリーマンショックの時の米ドル円の値動きが違う?

本来、リーマンショックやコロナショックのような有事が発生するとドルは上昇します。

なぜなら有事の時は、世界どこでも利用することができる基軸通貨としてのドルの需要が高まるからです。

このように考えると今回のコロナショックのときのドル円の動きは多少円高には進んでいますが、コロナショックが顕在化した時の動きは通常であるといえます。

ではなぜリーマンショックのときにはドル高にならなかったんでしょうか?

様々な理由があると思いますが、円キャリートレードが大きな原因であるといわれています。

キャリートレードとは

金利の高い通貨で金利の低い通貨を調達して運用する手法です。

本来ローンを借りることのできない低所得者向けのローンです。

主に住宅ローンとして取り扱われました。

リーマンショックが起きる前の政策金利は、アメリカが5%台に対し日本は0%台でした。

このように大きな金利差があったので投資家は金利の高いドルから金利の低い円を借りて運用をしていたのです。

さらに当時は投資意欲が非常に高く、多くの投資家は積極的な投資姿勢でした。円キャリートレードは活況をみせ、2007年には1ドル120円まで円安ドル高が進んだのです。

しかし、借りたものは返さないといけません。リーマンショックによって投資家の意欲は急減速しました。

結果として円キャリートレードの強烈な巻き戻しが起こり、大幅な円高になってしまったのです。

今回のコロナショックでは、アメリカと日本の金利差はリーマンショックの時ほど開いていなかったため円キャリートレードは特に起きていませんでした。

結果として有事の時のドル買いが起こり、ドル/円の相場を支えていると見ることができます。

ドル円の今後の動き

今後、ドル円がどのように動くかを予想することは難しいです。

リーマンショックのような強烈な円高になる可能性は低いと思いますが、円安に進む決め手もないからです。

日本とアメリカの金利差はあまりないですし、アメリカも日本もコロナウィルスの影響で、これから景気が減速していくことが考えられます。

日米の景気にも大きな違いがないとすると、やはりコロナウィルスがいつ収束するかが大きなポイントになるでしょう。

ワクチン開発などが早期で実現し、早いタイミングでコロナウィルスを沈静化させることができれば投資家の投資意欲が活性になりドル高円安になる可能性は十分あります。

ユーロ円のコロナショックのときの動き

ユーロ円のコロナショックの時の為替の動きは以下のようになっています。

2019年のユーロ円は1月には1ユーロ127円付けていましたがその後は軟調な展開でした。

12月は122円台で取引を終えています。2020年に入ってからは120円台をなんとか維持していましたが、コロナリスクが顕在化すると115円台まで円高が進行しています。

次のポイント

では、今後のユーロ円の動きを予想していくために2010年にヨーロッパで発生した欧州債務危機についてみていきましょう。

 

欧州債務危機とは

欧州債務危機とは2009年に発覚したギリシャの国家財政の改ざんから起きた経済危機です。

 

その後、イタリアやスペインなどもともと財政状態が悪い国も問題視され始めました。ユーロ圏は通貨はユーロという同一の通貨を使っていますが財政状態は各国まちまちです。

経済規模も全く違うのでたびたびユーロの優等生であるドイツやフランスは文句をいっていました。
そんな時にこのような債務問題が出てきたため、救済に難色を示す国も多かったのです。

経済への影響

結果的にはEUがギリシャなどに財政支援を行いましたが、この問題は長引き全世界に影響を与えました。

 

欧州債務危機のときのユーロ円の動き

欧州債務危機のときのユーロ円の動きは以下のようになっています。

大きく下落していることがわかります。今回のコロナショックと同じような感じです。欧州財政債務危機の時は当然債務が問題になりました。

 

今回のコロナショックはコロナウィルスという経済とは関係ない外的なものが理由です。

しかしヨーロッパの財政状態は決して良くありません。特にイタリアやスペインなどは今回のコロナショックの影響でさらに財務状態は悪くなることが危惧されています。

 

ユーロ円の今後の動き

ユーロ円ですが欧州債務危機を見てみるとすぐに回復するのは難しいかもしれません。

なぜなら理由が同じ債務問題になる可能性があるからです。イタリアやスペインなどの債務問題がピックアップされるとユーロ自体の問題になることも懸念されています。

 

コロナショックのときのポンド円

コロナショックの時のポンド円の動きは以下のようになっています。

2019年のイギリスはブレグジットの実行を3度否決されたことや世界的に影響を受けた米中貿易摩擦の影響から148円の高値から126円台まで下落しました。

 

しかし、その後は総選挙で保守党が歴史的な大勝利を獲得し、「合意無き離脱」を避けうる可能性が見えたことや米中貿易摩擦の出口が見えたことなどから上昇相場で終わりました。

 

しかし、コロナウィルスはイギリスにも凄まじい影響を与えました。コロナの問題が出てきた頃は移動制限に慎重だった英国政府が、全ての学校を休校、さらに海外渡航禁止も発令する可能性が高くなった3月19日には124円台まで下落しました。

 

今年の最高値は2月21日の144円だったので一か月で約20円、円高に進んだことになります。

次のポイント

では、今後のポンド円の動きを予想していくために2016年にイギリスで起きたブレグジットについてみていきましょう。

 

ブレグジットについては最近起きたことなので覚えている方も多いと思います。

 

ブレグジットとは

ブレグジットとは、イギリスがユーロから離脱する国民投票が可決された2016年6月に起きたものです。

国民投票の前は、否決の見通しが優勢であったため可決された時は世界中に衝撃を与えました。

 

ブレグジットのときのポンド円の動き

ブレグジットのときのポンド円の動きは以下の通りです。激しく乱高下していることがわかります。

ポンド円の今後の動き

ポンド円の今後の動きを予想するのは難しいです。

ヨーロッパに深刻な影響を与えているコロナウィルスの収束が早く終わればV字回復する可能性はあります。

 

コロナショックのときの豪ドル円

コロナショックのときの豪ドル円の動きは以下のようになっています。

年初、豪ドル円は、75円を超えていましたが、コロナウィルスの問題が顕在化してからは急激に下落していることがわかります。

3月19日には一時的ではありますが1豪ドル60円を割りました。

 

しかしその後は、回復基調になり4月30日には1豪ドル70円を超えました。

次のポイント

では、今後の豪ドル/円の動きを予想していくために2018年に起きた米中貿易摩擦についてみていきましょう。

 

 

米中貿易摩擦とは

米中貿易摩擦は2018年の春ごろから起きた問題です。

アメリカのトランプ大統領がアメリカの貿易赤字縮小のため中国に関税をかけるといったことが発端です。

その後中国もアメリカに関税をかけるなど泥沼の展開になりました。

経済への影響

アメリカと中国は同意したり撤回したりするなどどっちつかずの対応をした結果、大きく為替相場に影響を与えました。

特にオーストリアは中国と関係が深いため、合意や合意に至らなかったときに豪ドル円は大きく値動きしました。

 

米中貿易摩擦のときの豪ドル円

米中貿易摩擦のときの豪ドル円のチャートは以下のようになります。

アメリカが中国に追加関税をかけた時には一時70円を割りました。しかしその後は、米中貿易摩擦の問題が休戦状態になり2020年を迎えました。

オーストリアはこの間、政策金利の引き下げを実施したり大規模な森林火災も起きています。

 

今後の豪ドル円の動き

一昔前は豪ドルは高金利通貨として抜群の人気がありました。しかし今のオーストリアの政策金利は、0.25%です。これでは金利妙味はありません。

 

またコロナショックの影響で中国が統計発表して以来初のGDP成長率がマイナスになっています。オーストリアの財政状況も決して良くありません。このように考えると豪ドル円の上値は重いのではないかと考えることができます。

 

コロナショックのときのトルコリラ円の動き

高金利通貨としてFXトレーダーに人気のあるトルコリラ円ですがコロナショックのときのトルコリラ円は円高になっています。

次のポイント

今後どのような動きをするか予想する上で2018年に起きたトルコリラショックについてみていきましょう。

 

トルコリラショックとは

トルコリラショックとは、トルコとアメリカが対立したことで起きた経済危機です。

トルコの大統領であるエルドアン大統領を襲撃しようとした嫌疑でアメリカ人牧師が2016年に拘束されました。

経済への影響

アメリカは再三にわたって牧師の釈放を求めましたが、一向に釈放をしなかったためトランプ大統領が怒り、トルコに関税の引き上げという制裁をしたのです。

 

トルコリラショックのときのトルコリラ円の動き

トルコリラショックのときのチャートは以下のようになっています。

大きく下落したことがわかります。当時、トルコリラでトレードをしていた方は大きなダメージを受けたのではないでしょうか?

 

トルコリラ円の今後の動き

トルコリラの今後の動きですが、政策金利も下げていますし、観光業が主な産業ということを考えてもV字回復は、難しいのではないかと思います。

 

また医療体制が先進国に比べて脆弱なこともV字回復が難しいと思うわれる理由です。

 

今年の相場を予想するのは難しい

今回は主要通貨のコロナウイルスの影響について説明をしました。

コロナウイルスがいつ収束するかによって為替相場の動きは大きく変わってくると予想されます。

 

ただ今回のコロナウイルスは過去起きた経済危機のように人的な要因のものではありません。コロナウィルスは経済や金融とは関係のない未知の脅威です。

 

これをいつ終わるかを予想するのはほとんど不可能でしょう。しかしFXで利益を出す方法はあります。

ココがポイント

それはFXの自動売買です。

 

自動売買をうまく使うことによってこのような相場環境でも利益を出すことが十分に可能です。

 

このような予想のしづらい相場環境だからこそFXの自動売買をうまく活用するのはいかがでしょうか?

 

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